ベンチマーク実践研修会の開催趣旨
次世代リーダーの意識と行動は「何を見たか」で変わる
貴社にも将来有望な次世代リーダーが何人もいると思います。経営者はそんな彼らに期待をし、主体的な改善提案や改革プランが出てくるのを心待ちにしています。
しかしながら、そのような改善プランはなかなか出てきません。その原因のひとつが、上司の指示命令で動くことに慣れっこになっているからです。
有能な上司の下にいる社員は、自分たちで考え実行したことが会社に認められ高く評価された経験がありません。そのため、「どうしてもこれをやりたい!」の主体性が出てこない社員になってしまっているのです。
ではどうしたら彼らは次世代を担うリーダーに育つのでしょうか?
江戸時代、日本は識字率がとても高い国でした。しかしながら鎖国の影響で外の世界を知らなかったために、思考も技術も300年近く止まったままでした。
それと同じことが中小企業でも起きています。入社以来、自分の会社の現場しか知らないため、上司や先輩のやり方=正解と考える人がとても多いのです。
これは、とても惜しいことです。次世代リーダーに必要なのは、リーダーとしての「目線の高さ」と「視野の広さ」です。
が、彼らの多くは読書が苦手です。オープン参加の研修のチラシを持ってきて「これに参加させてください」とは言いません。読んだり聞いたりする学び方が苦手な人が少なくありません。
そこでお勧めしたいのが、「ベンチマーク(見学)」という学び方です。幕末の志士たちは黒船を見て西洋を知り、そこから考え方も行動も変わりました。同じように優れた他社の現場を見て、そこでのやり方を見るのです。
すると「もっとこうした方がいい」と気づきます。気づいたことを仲間とシェアします。すると、どんどんアイデアが生まれ、閃いたことが広がっていきます。まさに「百聞は一見に如かず」の変化が起きます。
小さくても凄い他社の振りを見て、わが社の振り直す
わが国には中小企業でありながら、崇高な理念を掲げて独自性を育み、世の中から高く評価されている会社が幾多も存在します。それらの会社は、定着率が高く就職希望者も多く、人材確保に悩んでいません。社員のモチベーションも高く、好業績を続けています。
そのような企業を次世代リーダーがベンチ―マークします。
彼らは、ベンチマーク先での学びを自社に置き換えて、自社をより良くするための課題に気が付きます。そして、それを自社に持ち帰り、自分が主人公になって改善します。
これにより、自社がどんどん良い方向に進化します。すると、社長も部下も同僚も皆、次世代リーダーに感謝します。このことが、次世代を担うリーダーの自信を深めます。
トップダウンですべてが上手くいく時代は終わりました。ミドルアップ、ボトムアップによる全社員参画型経営が求められる時代です。本研修は、貴社の次世代リーダーに、リーダーに必要な「目線の高さ」と「視野の広さ」、及び成功体験を提供したくて企画しました。
ぜひこの機会に、次世代リーダーに学び気づく機会を提供しましょう!!そしてどんな自社に改善をもたらしてくれるか、それを楽しみにしましょう!
開催日時とスケジュール
第1例会:2025年6月13日(金)半田商工会議所→筒井工業(株)
1000~1130:自己紹介、アイスブレイク、オリエンテーション
1130~1300:ランチミーティング、移動
1300~1600:筒井工業(株)の前島社長のご講演+現場見学
+質疑応答(現場社員も現場社員が一問一答してくれます)
1600~1700:受講生同士のワークショップ(各グループにファシリテータ付)
第2例会:2025年7月28日(月) 枚岡合金工具(株)
1320~1620:枚岡合金工具(株)の古芝会長のご講演+現場見学
+質疑応答(見学時に現場社員が一問一答してくれます)
1620~1700:受講生同士のワークショップ(各グループにファシリテータ付)
第3例会:2025年9月11日(木) 船橋(株)
1300~1600:船橋(株)の舟橋社長のご講演+現場見学
+質疑応答(社長のミギウデ社員同席)
1600~1700:受講生同士のワークショップ(各グループにファシリテータ付)
第4例会:2025年10月16日(木) (株)エコ建築考房
1300~1600:(株)エコ建築考房の喜多社長のご講演+現場見学
+質疑応答(現場社員が一問一答してくれます)
1600~1700:受講生同士のワークショップ(各グループにファシリテータ付)
第5例会前:フリーオプション
気づきの実践発表会に向けてプレゼン練習会を実施します(希望者のみ、オンライン)
第5例会:2025年12月4日(木) 気づきの実践発表会
場所:ウインクあいち 907号室
1300~1330:今期見学の振り返り
1330~1630:気づきの実践発表会
・同一企業からの受講生は企業として発表
・派遣元の企業様には会場またはオンラインでオブザーバー参加いただけます
1630~1700:研修の総括
1730~1930:懇親会(希望者のみ)